HATADA BLOG

東日本復興応援商品・三陸の牡蠣

2013年03月26日

いつもありがとうございます。 山形県鶴岡市の畑田鐵工所です。

連日、ニュースで東京の桜の話題を耳にしますが、 ここ東北ではまだまだ三寒四温の日々が続き、桜の蕾も小さいままです。 しかし、道路や田んぼの雪はすっかり融け、いよいよ春本番が迫っていることを感じます。 毎年のことですが、やはり春の訪れというのは嬉しいものですね。

そんな早春の、先週末のお話。 弊社事務所に美味しそうな「牡蠣」が沢山届きました。

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この牡蠣は「旨い牡蠣屋」さんというネットショップで注文した宮城県産の養殖牡蠣で、「東日本復興応援商品」と銘打たれています。ご存じの通り、東日本大震災で壊滅的打撃を受けた三陸の水産業、その生産者の皆様の多大なる努力の結果、ようやく出荷再開に漕ぎつけたという「汗と涙の結晶」のような牡蠣なのですが、実はこの「三陸の牡蠣」の復活に弊社も微力ではございますが協力させて頂いております。

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(画像:齋藤浩昭様ブログより)

 

三陸の牡蠣復活の中心的人物である齋藤浩昭様(写真左)は、世界を目指す牡蠣づくりのために「フランス式」と呼ばれる牡蠣の養殖法を取り入れました。この写真の機器はその養殖法で使われる「採苗器(クペール)」と呼ばれる装置です。
「フランス式養殖法」はこの装置全体を海に沈め、茶色い皿のような部分で天然の種牡蠣を採る所からスタートします。この写真では1本だけですが、実際には、茶色い皿がズラッと並んだ軸がこの枠の中8本並びます。弊社ではこのクペールの四角い「枠」の部分を製作させて頂きました。

昨年の春、この採苗器の枠を製作する会社を探していた齋藤浩昭様ですが、三陸沿岸部・宮城の内陸はどこも忙しかったということで隣県の弊社に声をかけて頂きました。そんな、ひょんなご縁でしたが、齋藤様の東北復興・漁業復興にかける熱意に少しでもお答えすべく全力でお仕事をさせて頂きました。この度、見事にフランス式養殖法を実現させた齋藤浩昭様を始め、関係者の皆様のご努力に敬意を表したいと思います。

さて、その牡蠣ですが、私は届いたその晩に加熱調理して食べました。調理方法は簡単で、水を入れたフライパンに蓋をして蒸し焼きにするだけです。10~15分ぐらいグツグツ熱していると口が開くので、後はキッチンバサミで開いて、レモン汁を振りかけた熱々の牡蠣を食べるだけ。いや~、美味しかったですね。皆様にも是非、おすすめいたします。

ご注文・フランス式養殖法の情報はこちらから

☆海鮮直送 旨い牡蠣屋「三陸復興応援 宮城気仙沼・石巻産殻付牡蠣」
www.umaikaki.com/fukko/index.html

☆フランス式養殖法を用いて世界に通用する牡蠣をつくる!/株式会社和がき
www.wagaki.jp/

☆牡蠣の総合販売/株式会社アイリンク
www.ilink.jp/

 


 

有限会社畑田鐵工所