HATADA BLOG

雪落とし革命

2012年01月27日

いつもありがとうございます。
山形県鶴岡市の有限会社 畑田鐵工所です。

ここしばらく氷点下の厳しい真冬の天候が続いています。
皆様も風邪やインフルエンザには十分お気を付けください。

さて、すでに新聞などで紹介されてご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、
山形県戸沢村の(有)中鉢工業様が「雪落とし革命」という名の商品を発明・販売開始しました。
屋根の危険な雪庇を、屋根に登ることなく下から安全に、楽に落とせる画期的な道具です。

「雪国の悩みを解消してくれるすぐれものだ」とあちこちで評判を呼んでおります。
さっそく興味を持たれました方は、まず中鉢工業様のホームページをご覧ください。

→(有)中鉢工業様ホームページ

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弊社ではこの「雪落とし革命」のヘッド部の製作を担当させていただきました。
今回は中鉢代表が何度も試作と工夫を重ねて考案したこの「雪落とし革命」を、
弊社製作のヘッド部を中心に皆様にご紹介したいと思います。

20120126141434ヘッド部はこういう形状をしています。ステンレス製で肉厚は約2mmです。「頑丈」であると同時に「軽量化」をはかるために円形の穴をあけてあります。

また、穴があいていることで「雪離れ」が良いという利点もあります。

大きな雪庇は一見全体がふかふかしていそうですが、中は根雪のように固くなっていたりします。このヘッド部はその固い雪を「楽に切って落とせる」強度を備えています。

 

 

 

20120126141553やや角度を変えて。
穴の大きさと数は試行錯誤を重ねて現在の形になりました。

 

 

 

 

 

 

 

20120126141611正面から見ると、五角形のような形をしています。


なお、実際の商品の先端部には強化プラスチックの板がついていて、接触しても屋根や建物に傷がつかないような対策がとられています。

 

 

 

 

 

20120126141637真横から見たところ。この曲がりの按配が一番苦心したところですが、「頑丈」で「安全」な、最適な曲がりを実現できたと思います。


この曲がりがあるので、雪庇から少し離れた位置からでもあまり力を入れず操作できます。

 

 

 

 

 

「雪落とし革命」の使用イメージです。
ヘッドの曲がり具合が絶妙であることが写真からも伝わるのではないでしょうか。

実際の商品はポール部が最長5600mmまで伸長可能ですので、
たとえば工場や倉庫などの、かなり高い屋根の雪庇にも対応できます。

20120126142009 20120126142014

この冬も、雪下ろし中の事故で亡くなる方、怪我をされた方のニュースを毎日のように目にします。この「雪落とし革命」には、中鉢代表の「雪国ならではの痛ましい事故を無くしたい」との思いが込められています。弊社でも、より多くの方がこの商品をご利用いただき、厳しい雪国の生活を少しでも安全・快適に送っていただけることを願っております。


雪落とし革命のご購入・問い合わせはこちらから→中鉢工業ホームページ


 

有限会社畑田鐵工所