2012年01月23日
いつもありがとうございます。
山形県鶴岡市の有限会社 畑田鐵工所です。
1月21日の午後1時30分より、ISO9001取得に向けた「主要活動メンバー」による勉強会、兼スタッフミーティングを行いました。
前回の全社キックオフミーティングではISO9001の大まかな全体像を学ぶとともに、全社員で「普段自分が考えてる当社の長所・課題」を発表し合って現状認識を共有しました。今回からは「品質管理責任者」である製造課長と各グループのリーダーから構成される主要活動メンバーで、いよいよISO9001認証取得に向けた具体的な検討・話し合いが始まりました。
今回、主に行ったのは、
- 「当社の『引き合い』から『納品』に至る業務プロセスはどういう順序・段階から構成されているか」
- 「その各業務プロセスでどの部門がどういう役割を果たすか」
- 「そしてその『業務プロセス』と『組織の役割・権限と責任』は社内で明確に共有化(明文化)されているか」
以上、3点の再確認です。
コンサルタントO氏からのヒアリングに答える形でこれらを話し合いましたが、当然皆、一連の仕事の流れと役割分担は頭に入っていて意思疎通も出来ているつもりでも、では「明確に共有化」されているか根掘り葉掘り尋ねられると、正直あまり出来ていないと言わざるを得ない状態でした。
ISO9001にある「一般要求事項」の冒頭には「品質マネジメントシステムに必要なプロセス及びそれらの組織への適用を明確にする」という要求事項があるとのこと。当社に必要なことは、まずは日常の業務プロセスを再検証しわかりやすい形にすること、そしてそのためには、まず当社の組織(人材、役割、権限と責任)と設備の数・働きを再検証することが必要だとして、次回までに当社の組織と設備を詳細に洗い直すことが課題として与えられました。
ISO9001で定義する「品質」とは「製品の品質」ではなく、それらを安定的に製造し続け、顧客満足度を上げるための「業務マネジメントシステム」全体の品質だとのことです。そのため「プロセスと組織の関わり」が明確であることを重視します。なぜなら、そうでないと不具合が発生した場合はどこに原因があるか、どう改善すべきかも明確にならないから、ということで、言われてみるとまったくその通りだと思います。
と、言うことでISO9001認証取得に向けて一歩ずつですが前進しています。
次回の勉強会・ミーティングは2月初旬に行います。
だんだんやる事が増えてきますが、受け身な態度でなく、当然やるべきという姿勢で取り組んで参りたいと思います。
追伸
「金属好き」「バイク好き」「工具好き」を自任するコンサルタントO氏が時折本題から脱線しつつ展開するややオタク的体験談にメンバー一同大いに聞き入り、感心いたしました。そのあまりの「金属愛」ぶりに畑田社長から「いっそ当社に常駐したらいかがか」という好意的な提案が出されましたが、他の案件との兼ね合いもありますのでと、残念ながら辞退されたO氏でありました^^;