2012年01月16日
いつもありがとうございます。
山形県鶴岡市の有限会社 畑田鐵工所です。
今年もなにとぞ、よろしくお願い申し上げます。
1月15日、鶴岡の中心部にある神社様で毎年恒例の「どんど焼祭」が行われました。
その際、弊社で製作した「お焚き上げ用架台」をお役立ていただきましたので、
当日のどんど焼きの模様とともに紹介させていただきたいと思います。
初詣で大勢の参拝客がくぐった大鳥居と参道。
小正月である今日も多くの人々が古いお札やお守りを携えて集まっていました。
どんど焼きでは、古いお札やお守り、破魔矢、神棚、ダルマなどを焚き上げ、
無病息災・天地平安の祈り、そして感謝の気持ちとともに天に昇る炎を見送ります。
どんど焼のために神社の境内のすぐ前に設置されていました。
円形の台座は十分な強度を持たせつつも運搬・保管しやすいように、イチョウ形に4分割されたものを組み合わせて設置できるようになっております。
ドーム型の天蓋部です。
これで、勢いよく昇る炎とともに火の粉が周辺に飛散しないようにします。
4本の取り外し可能な柱でこのドームを支えています。
ちなみに火入れ前のこの段階で置かれている古いお札や神棚は、ごく一部です。これらの神物は本殿で祈祷された後に、お焚き上げされます。
境内で振舞われた甘酒をいただきました。
冷えた体がほんのり温まりました。
宮司様の挨拶とともに「どんど焼祭」が始まりました。
挨拶では昨年日本を襲った東日本大震災をはじめとした数々の自然災害に触れ、
鎮魂、そして平安の祈りを込めてこの神事を執り行う旨のお話がありました。
火入れ前に最後の御祓いを行います。
「大祓詞(おおはらいのことば)」という祝詞とともに火入れ。
(風がやや強いことから、以前の天蓋部を左右に据えて飛散防止策をとっています)
瞬く間に、火が全体に行き渡り大きな一つの炎となりました。
やや不謹慎な感想で恐縮ですが、厳粛な気持ちになったと同時に
「あったかい!」と思ったことを正直に告白いたします(笑)
竹ざおの先に縁起物のスルメをつけ、炎であぶっていただきます。
鶴岡の中心で赤々と燃え続ける炎。
この後、9時までどんど焼きは続けられました。
遅くなってもお札や神物を手にした多くの市民の方々が集まってきました。
いかに多くの人々が「神様」を大事に祭っているか実感する光景でした。
そのような皆様のお役に立つ仕事が出来ましたことに感謝申し上げます。