HATADA BLOG

POWER GATE 楽以歩GYM

2012年02月14日

いつもありがとうございます。
山形県鶴岡市の有限会社 畑田鐵工所です。

ホッと一息つける穏やかな日がまれにあるものの、ここ山形県庄内地方も、
相変わらずの厳しく、冷たい真冬の天候が続いております。
皆様も風邪や雪による事故には十分にお気を付けください。

さて、突然ですが皆様は「鉄・鐵」という言葉から何を連想されますでしょうか。
鉄鋼、鉄工、鉄分、鉄道、鉄筋、畑田鐵工所…
硬い、頑丈、重い、磁石にくっつく…と言ったところでしょうか。

今回、当ブログでご紹介させていただくのは鉄は鉄でも“生きる鉄”
豪雪にも負けぬ熱さを持つ庄内の「鐵人」――
POWER GATE代表・ボディビルダーの伊藤祐輔さんです。

さっそくご興味を持たれました方は「POWER GATE」様のWebサイトをご覧ください。

→POWER GATE様Webサイト

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伊藤祐輔さんは自称「筋肉職人」
1988年、鶴岡市朝日地区熊出にあるご自宅近くの公民館の倉庫を借り、
そこで一人、ウエイト・トレーニングを始めてボディビル人生のスタートを切りました。
会社勤めのかたわら、ひたすら体を鍛え、数々のコンテストで輝かしい戦績をあげると同時に、
指導者としても多くの後継者を育て、「東北・北海道ボディビル選手権」を主催するなど、
この地にボディビルを普及すべく奮闘されてきた、庄内ボディビル界の第一人者です。

2008年に会社を退職し、いよいよ本格的に「POWER GATE GYM」の経営に専念。
昨年8月には「鶴岡市を日本一の健康大國にする」というライフワークの実現に向け、
鶴岡の市街地(切添町)に「POWER GATE 楽以歩(らいふ)GYM」をオープンされました。

現在では朝日地区の「POWER GATE」と切添町の「楽以歩」の二か所を拠点に、
ボディビルはもちろん、市民向け「出張健康教室」の講師などで多彩に活躍されております。


 

そんな伊藤代表にお会いすべく、楽以歩GYMにお邪魔してきました。

20120213162315楽以歩GYMは赤川の土手沿いにあります。

三川橋・鶴岡側のたもとから200mほど上流側の位置にあります。

 

 

 

 

 

20120213162342雪景色の中の白い建物に、鮮やかな赤い看板が一際目を惹きます。

 

 

 

 

 

 

 

20120213150350受付には過去の「東北・北海道ボディビル選手権」のポスターが。
キャッチフレーズは「鐵人之國」
「鐵」の字を社名に持つ弊社ゆえ、親近感を持たずにいられません。

1階のジム内には、バーベルやダンベルを使う、いわゆる「フリーウエイト」をメインに、様々なトレーニング機器が、適度な間隔をとって配置されています。

白と黒を基調にしたトレーニング機器、緑と黄色のマットから構成された明るい室内には、「筋力トレーニング」という言葉から想起しがちな、重くて暗い雰囲気は一切ありません。

今回、訪問した時も御年輩の女性と20代らしき女性が楽しそうにトレーニングに励んでいました。

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20120213150049「鐵人之國」代表・伊藤氏と「鐵工所」社長・畑田の「鐵」のツーショット。

社長も楽以歩GYM会員なのですが、肉体改造の前になかなか生活改造が出来ず^^;

あまり通えていない現状だそうです。

 

 

 

20120213150935「ボディビルについて」「トレーニングについて」「人間の体について」「スポーツ・健康について」「健康大國・鶴岡市構想について」などなど、様々なテーマを、時折ユーモアを交えながら明快・論理的に語る伊藤代表。

気さくなお人柄ながら、長年のトレーニング経験で培われた「哲学」を随所に感じます。確固たる夢・目標、そして使命を持って力強く歩み続ける、まさに「鐵人」です。

 

 

 

 


さて、この度、伊藤代表が新ジム「楽以歩」をオープンするにあたり、
縁あって弊社も「鐵」の分野で、そのお手伝いをさせていただくことができました。

それが………

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……

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……

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「POWER GATE HATADA made」、略して「PGH」

楽以歩GYMに設置されているトレーニング機器のほとんどは、
伊藤代表設計・監修、畑田鐵工所製作による、POWER GATEオリジナル機器なのです。
(上にスクロールして、ジム内の写真を今一度ご確認ください)

「鐵人」と「鐵工所」による魂のコラボレーション。
その詳細は……次回でのお楽しみということで、少々お待ちください。

待てない方、健康・明朗になりたい方、強くなりたい方、そして自分に満足できない方。
さっそく、POWER GATE様の門をくぐられてみてはいかがでしょうか。
伊藤代表の指導のもと、きっと新しい自分を「build」することができると思います。

POWER GATE 楽以歩 Webサイト
www.powergate1988.com/


 

有限会社畑田鐵工所

雪落とし革命

2012年01月27日

いつもありがとうございます。
山形県鶴岡市の有限会社 畑田鐵工所です。

ここしばらく氷点下の厳しい真冬の天候が続いています。
皆様も風邪やインフルエンザには十分お気を付けください。

さて、すでに新聞などで紹介されてご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、
山形県戸沢村の(有)中鉢工業様が「雪落とし革命」という名の商品を発明・販売開始しました。
屋根の危険な雪庇を、屋根に登ることなく下から安全に、楽に落とせる画期的な道具です。

「雪国の悩みを解消してくれるすぐれものだ」とあちこちで評判を呼んでおります。
さっそく興味を持たれました方は、まず中鉢工業様のホームページをご覧ください。

→(有)中鉢工業様ホームページ

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弊社ではこの「雪落とし革命」のヘッド部の製作を担当させていただきました。
今回は中鉢代表が何度も試作と工夫を重ねて考案したこの「雪落とし革命」を、
弊社製作のヘッド部を中心に皆様にご紹介したいと思います。

20120126141434ヘッド部はこういう形状をしています。ステンレス製で肉厚は約2mmです。「頑丈」であると同時に「軽量化」をはかるために円形の穴をあけてあります。

また、穴があいていることで「雪離れ」が良いという利点もあります。

大きな雪庇は一見全体がふかふかしていそうですが、中は根雪のように固くなっていたりします。このヘッド部はその固い雪を「楽に切って落とせる」強度を備えています。

 

 

 

20120126141553やや角度を変えて。
穴の大きさと数は試行錯誤を重ねて現在の形になりました。

 

 

 

 

 

 

 

20120126141611正面から見ると、五角形のような形をしています。

なお、実際の商品の先端部には強化プラスチックの板がついていて、接触しても屋根や建物に傷がつかないような対策がとられています。

 

 

 

 

 

20120126141637真横から見たところ。この曲がりの按配が一番苦心したところですが、「頑丈」で「安全」な、最適な曲がりを実現できたと思います。

この曲がりがあるので、雪庇から少し離れた位置からでもあまり力を入れず操作できます。

 

 

 

 

 

「雪落とし革命」の使用イメージです。
ヘッドの曲がり具合が絶妙であることが写真からも伝わるのではないでしょうか。

実際の商品はポール部が最長5600mmまで伸長可能ですので、
たとえば工場や倉庫などの、かなり高い屋根の雪庇にも対応できます。

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この冬も、雪下ろし中の事故で亡くなる方、怪我をされた方のニュースを毎日のように目にします。この「雪落とし革命」には、中鉢代表の「雪国ならではの痛ましい事故を無くしたい」との思いが込められています。弊社でも、より多くの方がこの商品をご利用いただき、厳しい雪国の生活を少しでも安全・快適に送っていただけることを願っております。

雪落とし革命のご購入・問い合わせはこちらから→中鉢工業ホームページ


 

有限会社畑田鐵工所

ISO9001取得・第1回主要活動メンバー・ミーティング

2012年01月23日

いつもありがとうございます。
山形県鶴岡市の有限会社 畑田鐵工所です。

1月21日の午後1時30分より、ISO9001取得に向けた「主要活動メンバー」による勉強会、兼スタッフミーティングを行いました。

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前回の全社キックオフミーティングではISO9001の大まかな全体像を学ぶとともに、全社員で「普段自分が考えてる当社の長所・課題」を発表し合って現状認識を共有しました。今回からは「品質管理責任者」である製造課長と各グループのリーダーから構成される主要活動メンバーで、いよいよISO9001認証取得に向けた具体的な検討・話し合いが始まりました。

今回、主に行ったのは、

    1. 「当社の『引き合い』から『納品』に至る業務プロセスはどういう順序・段階から構成されているか」
    2. 「その各業務プロセスでどの部門がどういう役割を果たすか」
    3. 「そしてその『業務プロセス』と『組織の役割・権限と責任』は社内で明確に共有化(明文化)されているか」

 

以上、3点の再確認です。

コンサルタントO氏からのヒアリングに答える形でこれらを話し合いましたが、当然皆、一連の仕事の流れと役割分担は頭に入っていて意思疎通も出来ているつもりでも、では「明確に共有化」されているか根掘り葉掘り尋ねられると、正直あまり出来ていないと言わざるを得ない状態でした。

ISO9001にある「一般要求事項」の冒頭には「品質マネジメントシステムに必要なプロセス及びそれらの組織への適用を明確にする」という要求事項があるとのこと。当社に必要なことは、まずは日常の業務プロセスを再検証しわかりやすい形にすること、そしてそのためには、まず当社の組織(人材、役割、権限と責任)と設備の数・働きを再検証することが必要だとして、次回までに当社の組織と設備を詳細に洗い直すことが課題として与えられました。

ISO9001で定義する「品質」とは「製品の品質」ではなく、それらを安定的に製造し続け、顧客満足度を上げるための「業務マネジメントシステム」全体の品質だとのことです。そのため「プロセスと組織の関わり」が明確であることを重視します。なぜなら、そうでないと不具合が発生した場合はどこに原因があるか、どう改善すべきかも明確にならないから、ということで、言われてみるとまったくその通りだと思います。

と、言うことでISO9001認証取得に向けて一歩ずつですが前進しています。

次回の勉強会・ミーティングは2月初旬に行います。

だんだんやる事が増えてきますが、受け身な態度でなく、当然やるべきという姿勢で取り組んで参りたいと思います。

追伸
「金属好き」「バイク好き」「工具好き」を自任するコンサルタントO氏が時折本題から脱線しつつ展開するややオタク的体験談にメンバー一同大いに聞き入り、感心いたしました。そのあまりの「金属愛」ぶりに畑田社長から「いっそ当社に常駐したらいかがか」という好意的な提案が出されましたが、他の案件との兼ね合いもありますのでと、残念ながら辞退されたO氏でありました^^;


 

有限会社畑田鐵工所

どんど焼き・お焚き上げ用架台

2012年01月16日

いつもありがとうございます。
山形県鶴岡市の有限会社 畑田鐵工所です。
今年もなにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

1月15日、鶴岡の中心部にある神社様で毎年恒例の「どんど焼祭」が行われました。

その際、弊社で製作した「お焚き上げ用架台」をお役立ていただきましたので、
当日のどんど焼きの模様とともに紹介させていただきたいと思います。

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初詣で大勢の参拝客がくぐった大鳥居と参道。
小正月である今日も多くの人々が古いお札やお守りを携えて集まっていました。
どんど焼きでは、古いお札やお守り、破魔矢、神棚、ダルマなどを焚き上げ、
無病息災・天地平安の祈り、そして感謝の気持ちとともに天に昇る炎を見送ります。

20120115161944これが弊社で製作させていただいた「お焚き上げ用架台」です。

どんど焼のために神社の境内のすぐ前に設置されていました。

 

 

 

 

 

20120115162027円形の台座は十分な強度を持たせつつも運搬・保管しやすいように、イチョウ形に4分割されたものを組み合わせて設置できるようになっております。

 

 

 

 

 

 

20120115162038ドーム型の天蓋部です。
これで、勢いよく昇る炎とともに火の粉が周辺に飛散しないようにします。

4本の取り外し可能な柱でこのドームを支えています。

 

 

 

 

 

20120115162149神社に隣接する「藤沢周平記念館」をバックに。

ちなみに火入れ前のこの段階で置かれている古いお札や神棚は、ごく一部です。これらの神物は本殿で祈祷された後に、お焚き上げされます。

 

 

 

 

 

20120115165607境内で振舞われた甘酒をいただきました。
冷えた体がほんのり温まりました。

 

 

 

 

 

 

20120115170601午後5時の火入れを前にさらに続々と人々が集まってきました。

 

 

 

 

 

 

20120115171712午後5時。

宮司様の挨拶とともに「どんど焼祭」が始まりました。
挨拶では昨年日本を襲った東日本大震災をはじめとした数々の自然災害に触れ、
鎮魂、そして平安の祈りを込めてこの神事を執り行う旨のお話がありました。

火入れ前に最後の御祓いを行います。

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「大祓詞(おおはらいのことば)」という祝詞とともに火入れ。
(風がやや強いことから、以前の天蓋部を左右に据えて飛散防止策をとっています)

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瞬く間に、火が全体に行き渡り大きな一つの炎となりました。
やや不謹慎な感想で恐縮ですが、厳粛な気持ちになったと同時に
「あったかい!」と思ったことを正直に告白いたします(笑)

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竹ざおの先に縁起物のスルメをつけ、炎であぶっていただきます。

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鶴岡の中心で赤々と燃え続ける炎。

この後、9時までどんど焼きは続けられました。
遅くなってもお札や神物を手にした多くの市民の方々が集まってきました。
いかに多くの人々が「神様」を大事に祭っているか実感する光景でした。

そのような皆様のお役に立つ仕事が出来ましたことに感謝申し上げます。


 

有限会社畑田鐵工所

ISO9001取得 キックオフ・ミーティング

2011年12月25日

この度は㈲畑田鐵工所―HATADA BLOGをご覧いただきありがとうございます。去る12月20日の午前10時より、ISO9001取得に向けた全社キックオフミーティングを行いましたので、そのご報告をさせていただきたいと思います。

ISO9001…漠然としたイメージは持っていても、正直、どういう認証制度なのか具体的なことはよく分からないという社員がほとんどでしたので、皆どちらかと言えば不安な面持ちでミーティングに臨みました。さぞかし難しい話が始まるのかと覚悟していましたが、コンサルタントの方が最初に我々に言ったことは「最初に皆さんから自分の会社の良い所を一つずつ挙げてもらいましょう」という意外な言葉でした。

少々手前味噌な話で恐縮ですが、その際に挙げられた「社員が考える我が社の良い所」を大まかにまとめると以下のようになります。あくまで「我々社員が考える…」ですので、「ええ、そうかなあ?」と思われても軽く受け流していただきたく思います (^_^;)

    • 社長、会長の人柄が良く働きがいがある
    • 社員同士仲が良く、前向きで明るい職場である
    • 職人の手作業の技術を持っている
    • 全体的に早くものづくりができる
    • 急な仕事にも対応できる
    • ライン生産でないので、やりがいがある
    • 土曜日に定時であがれる

 

一番多かった意見は「社長、会長の人柄」というものでしたが、それに対する畑田社長のコメントは「賞与前だからでしょう」というなかなか的確な……いや、謙遜のお言葉でした。

「良い所」を発表し終わってホッとしていたら、次に「社員が考える我が社の問題点・課題」というテーマを出題されました。「これを解決したらもっと良い会社になる」「成長・レベルアップするために改善すべき箇所」ということで、一人一人普段から自分の立場で考えていた「問題点・課題」を(やや心苦しく思いながら)発表しました。「我が社の良い所」ばかり書いて「我が社の問題点・課題」を書かぬわけには行きませんので、恥ずかしながらここに載せたいと思います。

【課題】
自社製品を持つこと
チェック体制を整備すること
各種情報の共有化、報連相の徹底
製造工程以外を強くすること
なんでも作れる会社になること
【問題点】
各種ルールが明確化されていない
管理部門が弱い
5Sが不徹底、工場内の掃除が行き届いてない
工程間の流れが悪い、コミュニケーション不足
納期意識が薄い、うっかりミスがある

などなどです。
こう並べてみると業務のほぼ全般にわたって問題点・課題があり恥ずかしい限りですが、「問題点・課題」の発見こそが改善への第一歩、そしてISO9001取得への第一歩ということで、社員一同、まずは我が社の現状と各々の考えを互いに認識・共有するよい機会となりました。

一時間を超える全社ミーティングの後は「ISO9001取得・主要活動メンバー」によるさらに綿密なミーティングを行い、今後の進め方や体制を確認し合いました。

今の所、解決すべき問題・クリアすべき課題は山のようにあると言わざるを得ませんが、畑田社長の元、全社一丸となり「徹底した品質管理」を行い、すべてのお客様に常に満足していただけるような会社となるため、真正面からISO9001取得に取り組んでまいります。また、このHATADA BLOGでも随時、活動内容・進捗具合をご報告していきたいと思います。よろしくお願いいたします。


 

有限会社畑田鐵工所